教育研修のそもそもの目的は、職員の成長を通しての組織の成長です。そして、人を育てるということは、その人が持つ良さを見出し、引き出し自分の足で歩きだすきっかけをコーディネートすることだと私たちは考えます。
例えば、子どもには「自分で育つチカラ」があります。その内なるチカラに身近な大人が敬意を示し、あたたかく、ときに厳しく見守ることでたくましく育っていくのではないでしょうか。

中野社会福祉協会には職員の成長のためにさまざまな教育研修の場を設けています。けれどそれは単なる道具でありきっかけ作りに過ぎません。みなさんにはそのきっかけを有効に利用していただき、夢や目標の実現に近づけていっていただきたいと思います。

例えば新入職員については、年間を通して一人ひとりに先輩職員がサポーターとして付き、OJTを進めていきます。定期的に面談を行い、不安や疑問の解消、そして次のステップへの道しるべを示したり、言ってみれば頼れるおねえさん(おにいさん)。
新入職員にとっても教える先輩職員にとっても、ともに学ぶ「共育」といった感じです。

職場のルール、子どもや保護者との接し方、社会人としてのマナー、業務の進め方、衛生や安全、個人情報保護等など、新入職員が身に付けるべきことはたくさんあります。そういったことを先輩の姿を見ながら、あるいは教わりながら、少しずつ身に付けていけばいいのです。

また、乳児保育、幼児教育、発達支援、保健衛生、保護者支援などの専門分野研修、さらにすぐに役立つ保育実戦としては制作・遊び、絵本、歌やダンス、食育等々、スキルアップ・キャリアアップのための研修ももりだくさん。

なんだか大変そうに思えますが、実は結構、職員にとっては楽しい時間だったりしています。

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